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イベント情報

第18回オープンフォーラム
「アフリカにおける持続可能な開発への科学技術による貢献」
  ~名古屋大学の挑戦~

更新日:2019年09月26日

概要

画像
開催日

2019年10月1日(火) 13:00-17:40(受け付け開始12:30)
交流会(18:00-20:00)

開催場所

名古屋大学 野依記念学術交流館
(名古屋市千種区不老町)

プログラム概要

  2015年9月に国連で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)は、貧困や飢餓の撲滅、エネルギー、気候変動対策、平和的社会の実現など、17の目標と169のターゲットから成り、開発途上国、及び、先進国のすべての国々が達成に向けて努力することとされています。特に飢餓や貧困、エネルギー、教育問題が深刻なサハラ以南アフリカは、干ばつや洪水など、地球温暖化による影響も受けやすく、多くの支援を必要としています。アフリカが直面している持続可能な開発にかかわる諸課題の解決や、SDGsの達成に向けたよりよい政策決定に資する科学的根拠の提供のため、科学技術イノベーション(Science, Technology and Innovation: STI)を一層有効に活用するべきであると言われています。
  日本政府は、アフリカの開発について協議するため、アフリカ開発会議(Tokyo International Conference on African Development: TICAD)を1993年以降定期的に主導し、支援方策を表明してきました。2019年8月28~30日に横浜で開催されたTICAD7においては、アフリカにおけるSDGs達成のための科学技術イノベーション「STI for SDGs」の推進が主要な課題の一つとして取り上げられ、科学技術を通じたアフリカにおけるSDGsの実現のための国際共同研究及び国際機関等と連携した研究開発成果の社会実装・実用化を促進していく方針が打ち出されました。
  名古屋大学では、これまでにアフリカにおける食糧、エネルギー及び環境問題などの解決に向けた様々な研究が行われ、SDGs達成に貢献し得る多くの成果が生み出されてきました。STI for SDGsの推進に貢献するため、名古屋大学はTICAD7プレ大臣会合「Africa-Japan Ministerial Dialogue Meeting on STI for SDG」において、これらの成果の一部を紹介する予定となっています。本シンポジウムでは、アフリカにおける「STI for SDGs」に係る名古屋大学の取り組み事例として、アフリカに適したイネ品種と栽培技術の開発、禾穀類に寄生する雑草「ストライガ」の防除技術の開発、藻類の高効率燃料化、および産業人材育成に関する研究を取り上げ、その成果と今後の展望を紹介します。その上で、アフリカにおける持続可能な開発への科学技術による貢献を実現するために考慮すべき課題や将来の方向性について議論を展開します。

プログラム
内容 演題 講演者
開会
13:00-13:30
開会挨拶 松尾 清一
(名古屋大学総長)
共催者挨拶 土川 覚
(大学院生命農学研究科長 教授)
基調講演
13:30-14:00
STI for SDGs推進に係る日本政府の取組状況
~文部科学省の事例を中心に~
新田 浩史
文部科学省 科学技術・学術政策局科学技術・学術戦略官(国際担当)
研究プロジェクトの紹介
14:00-17:00
ケニアにおける稲作研究の成果と今後の展望 槇原 大悟
(農学国際教育研究センター・准教授)
アフリカに適したイネの新品穂の開発および普及(WISHプロジェクト) 芦苅 基行
(生物機能開発利用研究センター・ 教授)
<休憩>    15:00-15:30
寄生雑草ストライガを防除する自殺発芽剤の開発 土屋 雄一朗
(トランスフォーマティブ生命分子研究所・特任准教授)
南アフリカにおける水処理システムと湿式抽出法による藻類の高効率燃料化の融合と実用化 神田 英輝
(大学院工学研究科・助教)
アフリカの産業と教育の可能性を探る:
SKYプロジェクトによる技能評価
山田 肖子
(アジア共創教育研究機構・教授)
講評
17:00-17:30
科学技術振興機構 国際部 参事役(国際戦略担当) 藤原 浩昭
国際協力機構 農村開発部 国際協力専門員 浅沼 修一
名古屋大学 審議役 渡辺 芳人
閉会
17:30-17:40
閉会挨拶 江原 宏
(農学国際教育研究センター長/アジア共創教育研究機構 教授)
交流会
18:00-20:00
会場:レストラン花の木
言     語

日本語

主     催

名古屋大学農学国際教育研究センター

共     催

大学院工学研究科、大学院生命農学研究科、高等研究院、トランスフォーマティブ生命分子研究所、生物機能開発利用研究センター、アジア共創教育研究機構

後     援

国立研究開発法人科学技術振興機構、国立研究開発法人理化学研究所、独立行政法人国際協力機構、独立行政法人日本学術振興会、文部科学省

協     賛

植物化学調節学会、日本作物学会、日本農薬学会

参 加 費

無料

参加申込

事前登録締切:2019年9月24日(火)まで

以下の必要事項を明記の上、件名を「OF18参加申込」とし、当センター(icrea[at]agr.nagoya-u.ac.jp)まで
E-mailでお申込み下さい。
氏名(フリガナ)・所属名・連絡先(電話番号・E-mail)・交流会参加可否

※当日受付もございます。

問合せ先

農学国際教育研究センター(ICREA)
Tel : 052-789-4225(ICREA代表)   Fax : 052-789-4222
E-mail : icrea[at]agr.nagoya-u.ac.jp

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