イベント情報
第16回オープンフォーラム
「農林水産学分野における国際キャリアアップを目指して
—学生が自ら取り組むキャリアパスへのアプローチ—」
更新日:2018年07月09日
概要
開催日 ■
2016年10月29日(土)13:30〜18:25(受け付け開始12:30)
終了後、交流会予定(18:30〜20:00)
開催場所 ■
名古屋大学野依記念学術交流館
(名古屋市千種区不老町)
プログラム概要 ■
人口減少と超高齢化が進む中で、創造的で活力のある若い世代の育成の重要性が指摘されていますが、2004年以降、海外へ留学する日本人学生の数は減少に転じ、現在は20年前と同程度となっています。しかしながら、社会のグローバル化は加速しており、豊かな語学力・コミュニケーション能力や異文化体験を身につけ、国際的に活躍できる「グローバル人材」を継続的に育てていくことがより一層重要となっています。このような状況を背景として、これまで名古屋大学農学国際教育協力研究センターでは、2012年に「農林水産研究分野で国際的に活躍できる日本人研究者の育成の現状と課題」、2013年には「世界で活躍できるグローバル農学人材の育成に向けた大学の取組みの方向性―多様なキャリアパスの開拓に向けた現状と課題―」というテーマでのオープンフォーラムを開催してきました。
グローバル人材育成推進会議による「グローバル人材」の概念としては、「語学力・コミュニケーション能力」、「主体性・積極性、チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感」、「異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティー」といった要素が含まれています。また、「グローバル人材」に限らず、これからの社会の中核を支える人材に共通して求められる資質としては、「幅広い教養と深い専門性、課題発見・解決能力、チームワークと(異質な者の集団をまとめる)リーダーシップ、 公共性・倫理観、メディア・リテラシー」等が挙げられています。グローバル人材の概念に包含される要素は幅広く、それらの資質を把握したり、能力の向上を評価したりすることは極めて難しいという事実を考慮しつつ、過去2回のフォーラムでは、主な対象を教員、研究者として、グローバル人材の育成に向けた課題を整理し、理想的な国際教育プログラムの立案と実施など、教育機関等が組織的に取り組むべき方向性についての議論がなされました。
そこで本年度の第16回オープンフォーラムでは、主な対象を学生とし、「農林水産学分野における国際キャリアップを目指して」と題して、農林水産分野における国際的な業務に携わられている方々に、ご自身のキャリアのスタート時点の目標とステップアップの経過ならびに現在のステージの分析、ご自身の分野でキャリアップを目指す後進へのアドバイス、他のセクターで国際関係事業に従事する方に望むこと、グルーバル人材のための要件やキャリアップのスタートラインに発つ上で備えておくべきスキルなどについてのご講演をお願いしています。また、ご講演の後には、講師の方々を囲んでグループディスカッションを行い、学生が自ら取り組むべきキャリアパスへのアプローチについて具体的に考えていきたいと思います。
プログラム ■
―講演―
- 株田 文博 氏 政策研究大学院大学 教授(農水省出身、元 アジア生産性機構、在イタリア日本大使館)
「農学分野の国際フィールド:国際交渉・協力担当職員、外交官、国際機関職員等の経験を通じて」 - 田中 理 氏 JICA農村開発部 企画役(元国際連合パレスチナ難民救済事業機関 (UNRWA))
「国際開発協力の戦略策定から成果実現まで担うには」 - 加藤 洋一郎 氏 国際稲研究所(IRRI)作物環境科学部 国際農業研究員
「国際稲研究所(IRRI)で働くということ」 - 北尾 理恵 氏 ㈱ 三祐コンサルタンツ海外事業本部技術第1部技術課 副参事
「農業・農村開発コンサルタントになるためには」
―グループディスカッション・総合討論会―
※交流会 18:30-20:00
言 語 ■
日本語
参 加 費 ■
無料
参加申込 (事前登録締切:10月20日(木)まで) ■
以下の必要事項を明記の上、件名を「OF16参加申込」とし、当センター(iccae[at]agr.nagoya-u.ac.jp)までE-mailでお申込み下さい。
氏名(フリガナ)・所属名・連絡先(電話番号・E-mail)・交流会参加可否
参加希望・照会先 ■
農学国際教育協力研究センター(ICCAE)
Tel : 052-789-4225(ICCAE代表) Fax : 052-789-4222
E-mail : iccae[at]agr.nagoya-u.ac.jp
※当日受付もございます。
主 催 ■
名古屋大学農学国際教育協力研究センター
後 援 ■
文部科学省
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