イベント情報
2012年度第6回オープンセミナー
"アフリカ イネ野生種 Oryza longistaminataの特性と利用"
更新日:2018年07月09日
概要
開催日時 | 2013年2月26日(火)15:30 - 17:00 |
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開催場所 | 名古屋大学大学院生命農学研究科B棟319号室 |
講演者 | 前川 雅彦 (岡山大学資源植物科学研究所教授/農学国際教育協力研究センター客員教授) |
言語 | 日本語(PowerPoint:英語) |
21世紀の農業には地球温暖化による気候変動や土壌環境の劣悪化により新たな試練が横たわっている。こういった試練に立ち向かうにあたり、野生種は遺伝子源として有用である。アフリカのイネ野生種Oryza longistaminataは栽培イネと同じAゲノムを有しているが、高度に発達した交雑不稔性や雑種不稔性があり、利用は難しい。しかし、大きな葯、地下茎の発達や旺盛なバイオマスは21世紀のイネに重要な形質であると考えられる。いくつかの事例を紹介して、Oryza longistaminataの利用について議論したい。