イベント情報
2014年度第3回オープンセミナー
"国際教育協力の最新の議論について-成果重視とポスト2015年の教育アジェンダ"
更新日:2015年05月11日
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開催報告
今世紀への変わり目に世界が目標としたミレニアム開発目標(MDGs)の中で、「普遍的な初等教育」が非常に重視されました。2015年までのMDGsのあとをどうするか?国際社会ではポストMDGsの検討がすでに始まり、質の高い教育や生涯学習などが議論されています。講師の吉田和浩先生は広島大学教育開発国際協力研究センター長ですが、アジア・太平洋地域の代表として国際的なワーキンググループの中でこの議論をリードしています。国際協力は往々にして何をやったかが重視されてきましたが、しばらく前からやったことによって何が変わったのか、いわゆる成果が重視されるようになってきました。また、個々のプロジェクトを単独でやるのではなく包括的なプログラムの中の一つの活動と位置づけて実施するやり方も重視されてきています。国際開発研究科からも多くの学生や職員が参加し、国際協力の評価は誰がどのようにするのか、評価者の視点など議論を深めることができました。
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概要
開催日時 |
2014年6月9日(月)15時30分 - 17時00分 |
開催場所 |
名古屋大学農学部第5講義室 |
講演者 |
吉田 和浩 (広島大学教育開発国際協力研究センター長/教授) |
言語 |
英語 |
国際教育協力では近年、成果重視の傾向が強まっており、それに伴って援助手法も変化してきた。教育協力が、学び、さらには学びの成果をどう改善できるかが大きな課題となっている。一方では、「万人のための教育」による成果を踏まえた2015年以降の新たな教育開発の国際的枠組み作りが進んでいる。いずれの場でも、大学のより強い貢献が期待されている。
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