イベント情報
2016年度第5回オープンセミナー
「インドネシアの低生産地域における農業生産性の改善に向けた取り組み」
更新日:2018年07月09日
概要
開催日時 | 2016年12月13日(火) 15:30-17:00 |
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開催場所 | 名古屋大学農学部第7講義室 |
講演者 | ルジト・A・スウィグニョ 氏(インドネシア・スリウィジャヤ大学 元副総長/農学部 教授) |
言語 | 英語 |
インドネシアは2億5千万人を超える人口を有する国であり,農業は中小企業への原材料を供給してGDPの15%に貢献し,全労働人口の33.3%を吸収して地方の家計収入の70%を占めるなど極めて重要な役割を有している。インドネシアの農業が直面する問題の一つは,年間に10万ヘクタールもの優良水田が他の用途に転用されていることである。従って,問題土壌を抱える低生産地域を活用せざるを得ない状況となっている。国全体で生産性の高い水田面積は8600万ヘクタールであるのに対して,低生産地域は3億3400万ヘクタールに及ぶ。インドネシアの低生産地域の要因は、酸性土壌、塩害、洪水、旱魃など様々であり生産性を高める上では、ぞれぞれに異なる取り組みが必要となる。本セミナーでは,低生産性地域の土壌改良などに向けた取り組みの現状と今後の課題について紹介する。