イベント情報
2017年度第1回オープンセミナー
「インドネシアにおける稲作の安定化に向けて
ー気候変動に対する取り組みー」
更新日:2018年03月30日
20170831180600
開催報告
農学国際教育協力研究センター(ICCAE)は、8月31日(木)にインドネシア・ボゴール農科大学農学部の准教授で、同大学生物資源・バイオテクノロジー研究センターの事務局長を務めるアフマッド・ジュナエディ氏を招き、農学部第7講義室において2017年度第1回オープンセミナー「インドネシアにおける稲作の安定化に向けて-気候変動に対する取り組み-」を開催しました。インドネシアは人口の増加が続いており、米需要の伸び率は世界全体の伸び率に比べて大きく、生産量の増大が深刻な問題となっています。背景には、肥沃な農地が非農耕地へ転換されているという土地利用の問題点、また、肥沃性に問題のある土地の活用においては,割高な生産コストと低い生産性といった問題があります。インドネシアでは、気候的には年間を通じて稲作が可能ですが、その実施には適正技術の適用や持続性を考慮した栽培の実践が重要です。本セミナーでは、乾燥、洪水、高温といった地球規模の気候変動に対する稲作の安定化と、収量の向上に向けてインドネシアが日本や各国の研究機関と取り組む最近の研究情報を共有し、学内外の参加者とともに効果的な国際共同研究の推進に向けて意見交換を行いました。
ジュナエディ博士による講演の様子
ページ先頭へ戻る
概要
開催日時 |
2017年8月31日(木) 15:30-17:00 |
開催場所 |
名古屋大学農学部第7講義室 |
講演者 |
Dr. アフマッド・ジュナエディ(インドネシア・ボゴール農科大学 農学部 准教授) |
言語 |
英語 |
インドネシアにおける米需要の伸び率は、世界全体の伸び率に比べて大きく、生産量の増大が深刻な問題となっている。背景には,肥沃な農地が非農耕地へ転換されているという土地利用の問題点,肥沃性に問題のある土地の活用においては,割高な生産コストと低い生産性といった問題がある。インドネシアでは,その気候的には年間を通じて稲作が可能であるが,その実施には適正技術の適用や持続性を考慮した栽培の実践が重要である。本セミナーでは,乾燥,洪水,高温といった地球規模の気候変動に対する稲作の安定化と,収量の向上に向けた近年の取り組みと成果を紹介する。
« オープンセミナー一覧へ戻る